1月21日に課題研究発表会を行いました。
今回は6班の内3班の課題研究発表会の様子をお届けしたいと思います。
①バングラディシュ式エコクーラーの検証

日本では年々気温が上がっており、今年は全国で最高気温が観測史上2番目に高い41.0度を記録した。太宰府市では気温35度を超える猛暑日が通算62日を記録し、国内最高記録を更新している。我々の周りでも連日エアコンが無ければまともな活動は厳しい状況であり、その結果光熱費が上がり家計に影響を及ぼしている。エアコンを動かしている電力の多くを我が日本では火力発電で賄っており、そこから排出される二酸化炭素は地球温暖化の一因となっている。
そこで我々は、エコで安価に室内の温度を下げることができる装置を作りたい!と考えた。どうやって温度を下げるかを考えたときにバングラデシュで利用されているとされるペットボトルエコクーラーの記事を発見した。過去に日本でも実証実験がなされてはいたが、どの記事を見ても温度変化が小さい、もしくは温度が下がらないとされていた。しかし、バングラデシュの記事では温度が5度下がったと書いてあった。我々の班で原因とその改良策を考え実際に実験することにした。

②理想の福岡工業高校の製作~3ⅮⅭAⅮを用いて~

~3ⅮⅭAⅮ私たちは3ⅮⅭAⅮを用いて「理想の福岡工業高校」を製作しました。研究動機は学校設備の利便性を向上させ、またCADの性質や特性、機能を学びたいと考えたからです。まず、学校設備の課題を把握するために寸法計測アプリを使って計測を行いました。学校内の敷地を最大限に利用するために駐車場を地下に移動させ、空いたスペースに再生可能エネルギーを利用した発電設備の設置をすることに決めました。
今回の課題研究の成果として、2つの力を身に着けることができました。1つ目は、グループ内でのCADの活動を通し、CADの性質、特徴を理解するとともにチームワーク、団結力を得ることができました。2つ目は、学校の利便性を向上させるため自分たちで学校設備の計測を行うことで、より学校について知ることができ、何が課題なのかを考え解決しようとする課題解決能力を向上することができました。

③コマ大戦 ~カジミツへの挑戦状~

コマ大戦とは「NPO法人 全日本製造業コマ大戦協会」が運営しており、全国各地の中小企業や学生が自身の誇りにかけて製作したコマを持ち寄って対戦します。これは、自社の看板を背負って本気で製作したコマを多くの人に見てもらい製造業に興味を持ってもらい、地域の活性化を目指して始められました。コマ大戦は小さな大会から世界大会という大きな大会まであり製造業界では非常に有名な大会となっています。
コマを製作するだけでなく、土俵を作り自分たちで大会を開催することができるようになりました。過去の先輩たちが作ったコマと対決させ、全員のコマが圧倒的な勝利を収めることができました。また、課題研究を通して、旋盤やボール盤の操作を覚えることができました。私たちは進学3年生の中で最も旋盤の操作が上手なメンバーだという自信があります。私たちも企業の方々のように製作するコマにこだわりを持ち、試行錯誤して製作をすることが出来ました。

いかがでしたでしょうか。
工業進学科らしい、多分野に渡る研究内容でしたね!
次回は後半戦です!「工業進学科課題研究発表会★Part2★」お楽しみに!!!
同日に予定されている行事