校長挨拶


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 本校は工業技術立国の一翼を担って、明治29年西日本で最初の工業高校として産声をあげてから、118年の歳月を歩んできた伝統校です。 この間、社会に送り出した卒業生は2万8千有余人を数え、産業界を中心に日本はもとより世界各地で活躍されています。

 現在は、8学科1コースを有する県下最大規模の工業高校であり、全日制1072名、定時制67名が学んでいます。 社会に貢献できる「スペシャリスト」の育成を目指し、「ひとづくり」、「確かな学力の定着」、「ものづくり」を柱として、専門教育をはじめとする教育活動を進めています。

 全日制課程では、「燃えろ福工生、目指せ日本一」を生徒会のスローガンとして掲げ、「ものづくりエキスパート日本一」「部活動日本一」を目指し、積極的に取り組んでいます。 さらに、卒業生の6〜7割が実社会に出て行くという実状を踏まえ、社会での人とのコミュニケーションは挨拶に始まるとの思いから「挨拶日本一」も目指しています。生徒達は、元気で、素直で、明るく、本校関係者だけでなく、来校された全ての方に大きな声で挨拶しています。男子生徒が約8割を占めるという中にあって、校舎の中も綺麗です。 立ち振る舞いに、心が伴ってきていることを実感します。

 また、本校は文武両道を校是としていますが、日々の教育活動の実践とその成果を見るとき、当に文武に亘り、確実な歩みをなしています。 その実績については、該当ページをお開きください。

 定時制課程では、現在67名の生徒が学んでいます。 「高校卒業」を一つの大きな目標として、真剣に取り組んでいる姿には心を打たれます。 また、昼間働きながら、授業だけではなく部活動にも頑張っている生徒が沢山います。 昨年は野球部が、全国大会(神宮球場)出場を目指して遅くまで頑張っていましたが、その努力が報われ、見事に全国大会出場を決めてくれました。 定時制課程は4年間ですが、他の通信制課程と併修すれば3年で卒業することもできます。

 このように全日制、定時制それぞれに、全校生が「チーム福工」という絆で結ばれ、仲間を思いやる心を持った素晴らしい生徒達が、切磋琢磨しながら学んでいる学校です。 そして、その生徒達を見守り、生徒と正面から向き合う教師集団がいます。 私はこのような学校、生徒と先生が誇りです。

 どうぞ、体育祭や文化祭等々、折々に足を運んでいただき、実際に生徒達をご覧ください。生徒・職員ともども皆様をお待ちしております。

校長 竹口 伸一郎